モバイル版Googleの検索結果や、ブラウザのタブの端などに表示される「Favicon(ファビコン)」は、ウェブサイトを印象付けるための重要な要素です。このファビコンの実装方法は業界標準が定まっておらず、各サイトごとにファイルサイズやファイル形式などが異なります。そんな中、10万のウェブサイトから42万5909個に及ぶファビコンを収集し、その特徴をまとめたレポートが公開されています。

We Analyzed 425,909 Favicons • iconmap.io

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◆収集結果

レポートの執筆者は、収集した42万5909個のファビコンを以下のページで公開しています。

We Analyzed 425,909 Favicons

https://iconmap.io/

ファビコン一覧ページの左上には検索窓が用意されています。GIGAZINEのファビコンが登録されているか探すべく、検索窓に「gigazine.net」と入力してEnterキーを押すと……

GIGAZINEのファビコンと概要が表示されました。ファビコン一覧ページではこんな感じに、気になるウェブサイトのファビコンを検索したり、ファビコンからウェブサイトの情報を確認したりできます。

◆ファビコンのファイルサイズ

収集された42万5909個のファビコンのファイルサイズの中央値は1.9KBでした。しかし、中にはファイルサイズの大きなファビコンも存在しています。例えば、コミュニケーションアプリ「Discord」のウェブサイトに配置されているファビコンは280KBでした。

最もファイルサイズが大きかったファビコンはブラックホール可視化プロジェクト「イベントホライズンテレスコープ」のプロジェクトページに配置されたもので、そのファイルサイズは7MBに及んでいたとのこと。

反対に、数百バイトという小さなファイルサイズのファビコンも存在しています。中でもファイルサイズが小さかったのはMicrosoftのウェブサイトで使われているファビコンで、そのファイルサイズはわずか112Bでした。

◆ファビコンのファイル形式

ファビコンには、複数の解像度の画像ファイルを格納できるICO形式が用いられています。このICOファイルに格納されている画像の解像度を調べたところ、99.7%のウェブサイトが16×16ピクセルの画像を含んでいたとのこと。また、格納されている画像の組み合わせは多い順に「16×16ピクセルのみ」「16×16ピクセルと32×32ピクセルと48×48ピクセル」「16×16ピクセルと32×32ピクセル」「32×32ピクセルのみ」となっており、この4種類の組み合わせだけで全体の79%を占めていました。

上記の通りICOファイルには1〜3種類の解像度の画像を格納するのが一般的ですが、中には非常に多くの解像度を準備しているウェブサイトも存在します。例えば、VPNサービス「hola」のウェブサイトのICOファイルファイルには「16×16ピクセル・17×17ピクセル・18×18ピクセル……」といったように縦横1ピクセル違いの画像が合計20枚格納されていたとのことです。

また、ICOファイルに格納された画像のファイル形式で最も多かったのはPNG形式で、全体の71.6%を占めていました。また、近年ファビコンのファイル形式として採用されることが増え始めたSVG形式は1.1%のウェブサイトで用いられていたとのことです。