ドラマ「イカゲーム」が配信後わずか17日で1億人以上の視聴者数を稼ぐなど、動画配信サービスのNetflixは世界中で利用され、楽しまれています。そんなNetflixのサービスを支えるシステムの面について、海外メディアのThe Vergeがまとめています。

Why Netflix never goes down – The Verge

https://www.theverge.com/22787426/netflix-cdn-open-connect

多くの動画配信サービスにとって、サーバーダウンや通信の遅延などが常に頭痛の種として付きまといます。Netflixはこれらの問題を回避するため、およそ10年にわたり独自のCDN「Open Connect」を構築してきました。Open Connectはテレビ番組や映画を配信するために特別に構築されたNetflixの社内コンテンツ配信ネットワークで、配信コンテンツのコピーをサーバーに保存してコンテンツがユーザーに届くまでのチャネル数を削減することにより、ネットワークへの負担を軽減させています。

Netflixは158カ国に1万7000台ものサーバーを分散させており、これらのサーバーにコンテンツごとに違う品質のコピーを3つずつ保存して、回線に問題が生じても素早く品質を切り替えて配信し続けているとのこと。これらには全てのコンテンツのコピーを保存しているわけではなく、各国の人気コンテンツを予測し、最も注目を集めると思われるコンテンツを優先的にサーバーに配置するといった手段をとっているそうです。

ほとんどの主要なストリーミングサービスはサードパーティのCDNに依存しているため、費用がかかったり、配信に遅延が生じたりする場合があるとThe Vergeは指摘。Netflixは独自のCDNを利用することで大きなアドバンテージを取得し、パンデミック時にも最大のパフォーマンスを発揮することができたのだと述べました。