エンタープライズシステムなど、大規模なシステム開発の現場でも、品質を担保したうえで開発の高速化が求められている。この課題解決のために活用されているのが「Spring Framework(以下、Spring)」をはじめとするフレームワークである。2014年にリリースされた「Spring Boot」はバージョン2.3より、開発者に馴染みのあるコマンドに手を少し加えるだけで、Dockerイメージを容易に作れるようになったという。つまりコンテナ仮想技術(以下、コンテナ)が開発者にとってより身近になる時代が迫っているのだ。コンテナへの知識を高めることが開発者にとって、どんなメリットをもたらすのか。SB C&SでDevOpsを推進するエンジニアとして活躍するICT事業本部 ICT事業戦略・技術本部 技術統括部テクニカルマーケティングセンター 佐藤梨花氏に話を聞いた。