全天球カメラ市場をリードするInsta360から立て続けに新製品が発表されている。「Insta360 One RS」は性能のアップデートがメインだったが、なんとそのシステムを使って組み立てられるライカ社共同開発レンズの360度モジュール「1-INCH 360 EDITION」が登場した。光学系はライカのノウハウを存分に活用して設計され、かつ1インチのセンサーを2機搭載、6K・2100万画素での撮影ができる。これまでのコンシューマー向け360度カメラといえば面白いコンテンツが撮れるものの解像度の面で難があったが、今回の1-INCH 360 EDITIONはリフレームして4Kで書き出してもミラーレス一眼などで撮った画と遜色がない。さらに写真の綺麗さは格段に上がっており、同じく1インチセンサーを積んでいたRICOHのTHETA Z1を凌ぐレベルだ。昨今の情勢でバーチャル内見や建築のオンライン確認なども再注目されるなかで、1-INCH 360 EDITIONにどのような可能性があるのかを探った。