2015年にSDGsが採択されて以来、アパレル業界への風当たりはより厳しさが増している。大量廃棄、環境汚染という観点で課題が多いとされているなかでも、CO2排出量は、グローバル全体で排出されている量年間400億トンのうち、おおよそ4-10%がアパレル業界によるものとされている。毎年蓄積されていくため、アパレル業界としてはネガティブインパクトが強くなっている状況だ。 2030年に向けて、消費社会の問題は上記のサステナビリティのことだけではない。大きく変化を遂げるといわれているその背景には何があるのか? そして、その消費社会の動向を捉え、アパレル企業はどのように変わっていくべきなのか? これら消費社会の構造変化とアパレル企業の戦略について、欧州起源のグローバル戦略コンサルティングファーム、ローランド・ベルガーのパートナーを務める福田稔氏にGlossy+Talksにて語ってもらった。以下は会話からの追加のハイライトである。