2022年のデジタル家電販売前年比は、台数で94.6%、金額で98.2%と、いずれも21年を下回った。前年比の推移では、20年は台数101.3%、金額108.4%と、コロナ禍初年で生じた特定カテゴリーの特需により、台数・金額とも前年を上回った。翌21年もこの傾向は継続したものの、一部で需要が一巡。台数で96.5%、金額で98.9%と前年割れを喫した。22年は、コロナ禍の影響からはほぼ脱しつつあるものの、半導体不足やインフレの影響などが強まり、販売は再び前年割れにとどまった。全国約2300店舗の家電量販店やオンラインショップなどの実売データを集計するBCNランキングで明らかになった。