ソーシャルメディアが広く普及している現在では、すべてとは言わないまでもほとんどのブランドが、そこでのプレゼンスと戦略を持っている。だが、ソーシャルメディアの有料化が進み、オーガニックなリーチは得難くなった。一方でブランドがエンゲージメント獲得に注力するなかで生まれたトレンドが、面白おかしい表現でブランドをアピールするやり方である。10人のエージェンシー幹部に米DIGIDAYが取材したところ、「ブランドは、いわゆるZ世代が使う言葉や社会的関心事などのトレンドのフレーズを使って目立とうとするが、かえってどれも同じ代わり映えのしないものになってしまっている」と語ってくれた。マーケティングエージェンシーのR/GAは、Xへの投稿のなかで、面白おかしい表現の投稿とは「同じ語彙を使い、同じミームに適用される、ひとつのつぶやきである」と述べている。 Brands trying to be funny here and failing isn’t the problem. It’s that there is one universal, legal dept approved, sanded-down style of humor that so many brands have latched on to. One voice applied to the same memes, using the same vocabulary. The Funny Brand Voice.