DIGIDAYでは、デジタル広告の課題について随時取り上げているが、このたび、BI.Garage特命顧問およびコンテンツメディアコンソーシアム事務局長を務める長澤秀行氏に、昨今のデジタル広告にはびこる課題を聞く機会を得た。長澤氏は、電通にて新聞局デジタル企画部長やインターネット局長などを歴任し、日本初のインターネット広告会社であるサイバー・コミュニケーションズ(CCI、現:CARTA COMMUNICATIONS)の代表取締役社長も務めた人物だ。デジタル広告の黎明期からこの領域に携わり、日本におけるインターネットメディアの創成期を支えた人物といっても過言ではないだろう。そんな長澤氏は、現在のデジタル広告の現状について、「このまま課題が解決されなければ、社会全体の情報環境が劣悪化する可能性がある」と警鐘を鳴らす。DIGIDAYでは、その根本的な要因と今後のデジタル広告が進む道筋を長澤氏に聞いた。もはやこの課題は、広告業界だけでの問題ではなくなってしまっている。