エピックゲームズ(Epic Games)はブランドおよび自身のIPからさらなる収益生成を狙うなか、紛うことなきIPの匠、チャーリー・ウェン氏を新チーフクリエイティブオフィサーとして雇用し、退社したドナルド・マスタード氏の後釜に据えた。エピックゲームズは「フォートナイト(Fortnite)」や「ロケットリーグ(Rocket League)」といった人気タイトルをメインストリームブランドおよび自身のIPの遊び場に変容したいと考えている。同社はすでに、コカ・コーラ(Coca-Cola)やラルフローレン(Ralph Lauren)といったブランドを、そしてマーベル(Marvel)からドラゴンボールZ(Dragon Ball Z)に至るまで、さまざまな人気IPを擁する、成長を続けるエコシステムを構築している。……のだが、9月第2週、チーフクリエイティブオフィサーだったマスタード氏が退社したことで、それまで同社が維持していた微妙なバランスが崩れる恐れも出てきた。とどのつまり、マスタード氏はエピックゲームズのIPマッシュアップや他のゲーム内ブランドインテグレーション推進を構築した、主要アーキテクトの一人だったからだ。