阪神タイガースが18年ぶりにセ・リーグで優勝したことによる経済波及効果(以下、経済効果)は全国で969億1238万円-。今年9月、メディアで一斉に報じられたこの数字を各種データに基づいて弾き出し、発表した人が誰なのかご存知だろうか。それは、関西大学の宮本勝浩名誉教授。プロ野球やWBC、AKB48総選挙、オリンピックなどなど、何か大きなイベントがある度に経済効果を計算しては惜しげもなく数字を提供してくれる名物先生で、報道関係者、特に関西のメディアにとってはあまりにもありがたい存在である。そんな宮本名誉教授も、2023年で78歳に。大変失礼ながら、いつまでもお世話になりっぱなしというわけにもいかない。近況や今後の展望について聞いた。