カメラといえば、今やレンズ交換型のミラーレス全盛だ。しかし、折からの円安とインフレで平均単価はドンドン上昇。ボディーとレンズをセットで買えば100万円超え、という製品も珍しくなくなってきた。いくらスマートフォン(スマホ)との差別化を図るためとはいっても、レンズ交換型ミラーレスカメラは、普通の人が気軽に手を出せない存在になりつつある。一方、数万円で買えるコンパクトはどうか。カシオが去り、ニコンが開発を中止し、ソニーや富士フイルムがラインアップを大幅縮小。スマホに押されこのままカテゴリ―自体が消えてしまうのではないか、と危惧する向きもあるだろう。結論から言えば、全く死んではいない。全国2400店のカメラ・家電量販店、ネットショップの売り上げを集計する、BCNランキングで明らかにする。