宇宙から地球に落ちてきたヘンテコな生き物『たまごっち』――。1996年11月23日に誕生したこの商品は、28年間にわたり、単なる玩具を超えた携帯育成デジタルペットとして世界中で愛され続けている。バンダイのメディア部プロデュース第三チームに所属する佐藤公彦氏は、『たまごっち』のIPプロデューサーに就任以降、ライセンス活用を強化してきた。同氏は、「ライセンスを活用して商品展開を立体的に広げていけば、持続的な露出を維持できる」と語る。企業の成長につながった施策や事業を切り口に、そこに秘めたマーケターの想いや思考を追っていくDIGIDAY[日本版]のインタビューシリーズ「look inside!―マーケターの思考をのぞく―」。今回はバンダイの佐藤氏に、『たまごっち』のライセンス戦略や守り続けている世界観などを聞いた。