
2024年、最も成功した金融関連の新たな取り組みは、5月9日にスタートしたJR東日本の「JRE BANK」(サービス自体は22年に発表済み)、最も話題になった取り組みは、全面中止で大騒動になった「ヤマダNEOBANK」の「ヤマダ積立預金 満期特典」だろう。どちらもBaaS(Banking as a Service)で、「JRE BANK」は楽天銀行、「ヤマダNEOBANK」は住信ネット銀行のプラットフォームを利用している。対象のコンビニ・飲食店での高還元などから、三井住友銀行の個人向け金融サービス「Olive」も注目を集めた。今回はこのうち「JRE BANK」を取り上げ、JR東日本の狙いを考えてみたい。