2022年、米中間・中台間では8月のペロシ米下院議長の訪台によって軍事的緊張に拍車が掛かり、それは2023年に持ち越しとなった。バイデン政権は台湾への支援を強化し、蔡英文政権は米国やその他欧米諸国と対中国で絆を深める一方、習政権は台湾への武力行使を辞さない構えを強調するなど、当事者間には全く融和策が見えない状況だ。今年もこの状態が続くことになるが、それによって日中の間でも不協和音が漂っている。 続きを読む ≫