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「2023年、アジリティと素早いソリューションの重要性は増すばかりだ」:S4キャピタル マーティン・ソレル 氏、メディアモンクス ジョー・オルセン 氏

「2023年、アジリティと素早いソリューションの重要性は増すばかりだ」:S4キャピタル マーティン・ソレル 氏、メディアモンクス ジョー・オルセン 氏

経済的な逆風にもかかわらず、2022年の主要なエージェンシーグループは、堅調な四半期決算を重ねてきた。とくに好調なのは比較的新しい会社だ。S4キャピタル(S4 Capital)は厳密にはホールディングスではないが、業績のよい企業のなかでも上位に位置する。S4傘下のメディアモンクス(Media.Monks)は、オールデジタルの未来に注力するグローバルなエージェンシーネットワークだ。経営者のマーティン・ソレル氏にとって、S4の成功はある種のリベンジである。というのも、同氏は自身が創始した広告ホールディングスのWPPを、会社資金の不正流用疑惑を受けて、2018年に辞任しているからだ。新たに創設したS4キャピタルは、バランスシートを見るかぎり、経営の柱としてコンテンツ、データとデジタルメディア、テクノロジーサービスの3つを掲げている。2018年以来、メディアモンクスの最高成長責任者を務めるジョー・オルセン氏とともに米DIGIDAYの取材に応じたソレル氏は、事業の好調ぶりをこう説明する。「この業界のほかの領域とは異なり、我々は力強い売上増を続けている。3期9カ月は28%増、第3四半期だけを見れば29%増だった」。ソレル氏とオルセン氏は、両氏がS4の競合と認める企業、そうでない企業、世界的な脅威と事業機会、デジタルトランスフォーメーションに対するクライアントの態度などについて語ってくれた。なお、インタビューの内容は読みやすさと紙面の制約を考慮して編集を加えている。