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人流をもとに「にぎわい情報」を発信──武雄市がデータで挑む活性化へのチャレンジ

人流をもとに「にぎわい情報」を発信──武雄市がデータで挑む活性化へのチャレンジ

佐賀県武雄市といえば、2022年9月に開業した西九州新幹線、下り線の始発「武雄温泉駅」がある市として一躍有名になった。本来なら博多から長崎までつながるはずの路線だが、まず武雄温泉から長崎までの区間で開業。博多から武雄温泉までの区間は当面「リレーかもめ」という特急でつなぎ、武雄温泉駅で乗り換えるという営業形態をとっている。新幹線の利用者にとっては不便だが、武雄市にとっては来訪者を増やすチャンス。新幹線で直接長崎に行けるようになったことも「広域観光」という観点から可能性が広がってきた。その武雄市が3月1日、独自に開発した「人流データプラットフォーム」の本格運用を開始した。観光客の回遊促進や災害対策に役立てる。その本当の狙いはどこにあるのか。