
中国で、静かに、しかし確実にある言葉が広まっている。「潤(ルン)」――それは「国外脱出」を意味するネットスラングだ。その背景にあるのは、若者の不安や社会への不満。激化する競争、そして言論統制の強化など、中国社会の現状から抜け出そうとする「潤」の波。実際に日本への「潤」を果たす人々のなかには、想像をはるかに超える規模の富を持つ超富裕層も少なくない。彼らは日本でどのような日常を送っているのだろうか。舛友雄大氏の著書『潤日(ルンリィー):日本へ大脱出する中国人富裕層を追う』(東洋経済新報社)より、超富裕層の中国人企業家サークルの内情に詳しい女性へのインタビューをもとに、彼ら独自のネットワークを追う。


